ゴルフ初心者の方への総合Navi
ゴルフ ワード枠
 

ゴルフ

ゴルフ(スコットランド語:Gowf,英語:Golf)は、コース(Course)においてクラブ(Club)といわれる道具で静止したボール(Ball)を打ち、ホール(Hole、カップとも)と呼ばれる穴にいかに少ない打数で入れられるかを競う球技の一種。漢字では孔球と表記する。

概説

静止したボールを打つため簡単そうに思えるが、対戦相手と打ち合う球技ではないため精神力が重要とされ、精神力7割技術力3割とも言われている。プロゴルファーでさえ、プレッシャーのためたった30cmのパットを外すこともある。

基本的に個人で行う球技であるが、団体戦もある。
個人戦の場合においても、競技者とコースを同伴するキャディがいる。
キャディはクラブを持ち運びするだけではなく、競技者にアドバイスできる唯一の存在となる。
名選手の陰に名キャディありとも言われる。

アマチュアにおいてもプロゴルファーを目指すのでもない限り、中高年から始めることも可能で、比較的高齢となってもプレーを楽しめる。
自分の年齢よりも低い打数で1ラウンドを終了(エイジ・シュート)した者は、「エイジ・シューター」と呼ばれ、ゴルファーの尊敬を集める。


TPCホールインワン(1打でカップに入れること)の達成者はゴルファーの羨望の的となる。

アマチュアゴルファーがホールインワンを達成した場合には、記念としてゴルフ場の記念植樹やパーティーなどを開く事が慣習になっているために、その出費に備えて、ホールインワン保険に加入する者もいる(日本のみ、一方、プロの試合でホールインワンを達成すると、達成した選手に特別賞のホールインワン賞(賞金・賞品)が贈呈される)。

普通にプレイしようとすると、用具代やプレイ代、会員権などの費用がかかりがちなスポーツであり、経済的余裕がある者が主に楽しむ競技である。

日本では全般的にプレイ代、会員権などの費用が高額であるが、欧米には高級名門ゴルフ場以外にも、パブリック式の比較的低廉な費用でプレイを楽しめるゴルフ場も多い。
このため、日本では純粋にスポーツとして楽しむというよりも、主に業務での取引先企業などの接待が絡んだゴルフのプレイも数多く行われる。

またいわゆる名門クラブの会員資格は、プレイではなく投機の対象となる事が多い。
日本においてはプレイヤーはプレイごとゴルフ場利用税が課される。ただし国体の試合や未成年者は免除される。

歴史

イギリス発祥の紳士のスポーツとして知られるゴルフであるが、その起源についてはスコットランドを筆頭に、オランダ、中華人民共和国など世界各地に発祥説があり、定説がない。

北欧起源の「コルフ」という、「打った球を柱に当てるスポーツ」が、スコットランドに伝わったとする説
オランダの「フットコルフェン」から来ている説

中国の元の時代の書物「丸経」に記載されている捶丸(ついわん)という競技を起源とする説(捶丸については、中国の学者が五代十国の時代にまで遡るという説を出している)。

初期のゴルフでは現在のような整備されたコースはなく、モグラの穴を利用してゴルフを楽しんでいたといわれる。
またスコットランド地方でゴルフという競技が確立した頃は、パーという概念は存在していなかった。
何故なら2名のゴルファーが1ホールごとにホール内での打数により勝ち負け(同じ打数の場合、そのホールは引き分け)を決め、18ホールまでにどちらが多くのホールで勝ったかを競うマッチプレー方式で行なわれていたため、それぞれのホールに規定打数を決める必要が無かったからである。

マッチプレーは2名で競技する場合はホールごとに勝ち負けが決まるため単純明快であったが、より多くのゴルファーによる試合では優勝者を決めるまでに18ホールの試合を何回も繰り返す必要があり、やがて多人数で競う場合には順位付けがし易い、予め定められたホールをまわった時点の打数(ストローク)の合計を競うストロークプレー方式ストロークプレーが広まるようになった。
ストロークプレーが主流になると、それまでコースごとにまちまちであった18ホールの合計距離などに対し、画一した規格を決める必要が出てきたため、全てのホールに対し既定打数を決めて、コースごとの合計既定打数による比較がし易いように定めたのが、パーの起源である。

ルール

1ホール


ホールレイアウト例:
(1)グリーン、(2)カップ、(3)旗(ピン)、
(4)バンカー、(5)ラフ、(6)池、(7)川、
(8)ティーインググラウンド、(9)OB

グリーン周りのバンカーの例

英国ブリストルのフィルトンゴルフクラブ

ホールに入る直前のゴルフボール

1番ホールのティーショット後の競技者通常4人1組でコースを回る。
最初のホールでの第一打の順序を決める方法はルールに無い。したがってくじ引きで順序を決定する事が多い(競技の場合は競技主催者の指定打順による)。
第一打後は、ホールから遠い競技者から順に打つ。

まず、ティーインググラウンド(第一打の打ち出し地点)からティーショットを行う。
ティーショットの打順は最初はくじ引き等により決定されるが、その後は前ホールの成績順に行う。
ティーショットでは通常フェアウェイにボールが止まることを目標にする。
ティーショットが届きそうなところには、フェアウェイバンカーや池といったハザード(障害)が設置されていたり、コースが左右に曲がっていたり(各々左ドッグレッグ、右ドッグレッグと言う)するので、安全にハザードの手前を狙うか、危険を冒して距離を稼ぎグリーンに近づくことを狙うのかを選択する。
このように選択を行うことがゴルフの醍醐味の一つであり、精神力が重要といわれる所以である。

次に、ホール(カップ)があるグリーンに届きそうであれば狙う。
しかし、敢えてグリーンを直接狙わず、近くまでショットし、次のショットでグリーンに乗せる場合がある。これを刻むという。
この理由は、グリーンの周りにはバンカーなどのハザードが設置されているため、ティーインググラウンド方向だけが安全で他の方向は危険な作りになっているからである。
グリーンの周りからグリーンを狙う打撃をアプローチショットと呼ぶ。グリーンが狙えない場合は、引き続きフェアウェイにボールが止まることを目標にショットを行う。
この場合においても、例えば残り300ヤードの場合に250ヤード飛ぶ選手であっても敢えて200ヤードしか飛ばさず100ヤードを残すという場合がよくある。
これは、ハーフスイングで飛ばす距離(この場合50ヤードとなる)を残すと打撃に加減が必要となり難しくなるので、それより、フルスイングできる距離(この場合100ヤード)を残したほうが打撃に加減が必要ないため打ちやすく好結果が期待できるという判断である。

グリーンではパターと呼ばれるクラブで、ボールを転がすパットと呼ばれる打撃を行う。
平坦で傾斜のないグリーンは少なく、大抵は傾斜や複雑な芝目がある場合が多い。
これらグリーンの状況を読みきって、パットを行うことはゴルフの醍醐味の一つである。
打撃の動作としては非常に簡単であるが、プレッシャーのためにプロでもよくミスを犯す。
極端な場合、パット自体ができなくなる「イップス」と呼ばれる精神病の1種とも言える状態になる人もいる。

各ホールには、あらかじめ規定の打数が定められており、この打数と等しい打数でホールに入れることをパー(Par)という。

以下、1打少ないことをバーディー(Birdie)、2打少ないことをイーグル(Eagle)、3打少ないことをアルバトロス(Albatross)又はダブルイーグル(Double eagle)、4打少ないことをコンドル(Condor)又はダブルアルバトロス(Double albatoross)やトリプルイーグル(Triple eagle)と呼ぶ。

また、一つのホールに1打で入れることを、ホールインワン(Hole in one)又はエース(Ace)と呼ぶ。逆に1打多い場合は、ボギー(Bogey)。
以下、打数が増えるごとに、ダブルボギー(Double bogey)、トリプルボギー(Triple bogey)と呼ぶ。

バーディーは小鳥、イーグルは鷲、アルバトロスはアホウドリと、鳥の大きさの違いから名付けられた。

各ホール終了後、次のホールでの第一打は直前のホールで打数の少なかったプレイヤーから行う。
同打数の場合はさらに一つ前のホールでの打順の早いほうになる。
最初にティーショットを打つ者を、オナー(Honor)とも呼ぶ。

1ラウンド

通常は1日で18ホールをプレーし、これを1ラウンドと呼ぶ。
正式名称では1番から9番ホールを「フロント・ナイン」(Front nine)、10番から18番ホールを「バック・ナイン」(Back nine)というが、一般的にはフロント・ナインを「アウト」(Out)、バック・ナインを「イン」(In)と呼ぶことが多い。

18ホールのゴルフコースのパーは、72に設定されるのが一般的である。
(パー5)が4つ、(パー4)が10、(パー3)が4つというのが標準的である。

なお、総距離の短いコースの場合などには、パー71や70とされることもある。パー72に対して72打数の場合、イーブンパー(Even Par)という。

パーより少なく71打数ならば1アンダー(1 under)、70打数ならば2アンダー、以下同様になる。逆に73打数ならば1オーバー(1 over)となり以上も同様になる。

アマチュアの場合男女が共にプレーできるよう、第一打の打ち出し地点(ティーインググラウンド)に距離的ハンディをつける場合が多い。
また、1日で1.5ラウンド(27ホール)や2ラウンド(36ホール)のプレーをすることも珍しいことではない。

プロゴルフトーナメント

プロのトーナメント(大会)は、男子の場合4ラウンド(1日1ラウンド×4日間で、通常は木曜日〜日曜日開催)、女子の場合3ラウンド(1日1ラウンド×3日間で、通常は金曜日〜日曜日)のトータルスコアで争われる場合が多い。
男子の4ラウンドの場合、最初の2ラウンド2日間を予選ラウンドと呼ぶ。
予選ラウンドの上位何十名かだけが、残りの2ラウンドである決勝ラウンドに進める。
決勝ラウンドに進めた者だけが、賞金をもらえる。

しかしながら、予選ラウンドから参加できるのは何らかのシード権(参加資格)を持った者だけであり、それ以外の者は前日もしくは前々日の予備予選から参加して、勝ち抜かなければ予選ラウンドすら参加できない。
決勝ラウンドに進まなければ賞金は出ないので、賞金だけで生活の出来るのはごく一部のプロゴルファーだけである。
ゴルフ講師などの副業で生活しているプロゴルファーも多い。

シード権は、「前年の獲得賞金ランキング上位者」、「前年の各トーナメント優勝者」、「クォリファイング・トーナメント(QT)上位者」などに与えられる。

ルールとマナー

イングランド起源のサッカーやラグビーと同様に基本的なルールは簡単である。
ゴルフのルールは簡単に言えば「あるがままに打つ」が基本原則である。
プロトーナメントにおいては競技委員がいるが、本来は自分の他には審判がいないスポーツである。
ルール上はボールの交換のように他の競技者の確認が必要な場合もあるが、あくまでも競技者自身が審判でありルールはもちろんのことマナーを守ることが非常に重視されるので「紳士のスポーツ」と呼ばれている。

ルールは主に救済とペナルティに関する条項が定められている。
救済として定められているのは、「ボールが何らかの理由で紛失したような場合に競技を続行できるようにする」ために定められたものである。

主なものは、OB(ショットしたボールが、プレー領域の外に出ること。「Out of Bounds」の略)の場合は1打付加して打ち直し競技を続行できる、ウォーターハザードの場合は1打付加してホールに近寄らないようにドロップして打ち競技を続行できる、動かせない障害物の場合はニアレストポイントでドロップして打てる、などがある。

ペナルティとして定められているのは「あるがままの状態を維持せずに競技者に有利になるように状況を変えてしまった場合に科せられる罰」であり、たとえば、自分自身や自分の道具などに打球が当たった場合は、ボールの方向を変えた違反として2罰打を科せられる、などがある。

基本的には、自然のもの(木、草、岩)などはショットの障害となっても動かしたり壊したりしてはならず「あるがまま」に打たなければならない。
対して、人工のものは障害物を避けるために救済が受けられる。
「動かせない障害物」と「動かせる障害物」に分かれる。
「動かせない障害物」はルールに従って救済が受けられ、規定に則ってボールを動かすことができる。「動かせる障害物」は障害物を動かしたり取り除いてもよい。
枯葉等の些細な障害物は「ルースインペディメント」と呼び、ハザード以外では取り除いてもよい。

マナーとしては、ショットの際に作った地面の削れた跡(ディポット跡)を自分で直す、グリーン上ではグリーンを傷つけずに歩く、グリーンのボールマークの凹みを直す、バンカーではショット後に砂を均す、他の競技者のショットの際は静かにする、等がある。アマチュアで特に重要なのは、前の組に遅れずにプレーする、ショットの際に時間をかけすぎない、ボール探しに時間をかけすぎない、などが挙げられる。

ゴルフ用語

コース(ゴルフ)

コース(course)とは、ゴルフを競技するために決められた区域のこと。ホールとも呼ばれる。18ホールなどのコース施設の総称として用いられることもある(この用法については、ゴルフ場を参照)。

コースは、ティーインググラウンド、スルーザグリーン、ハザード、グリーンに区分される。コース外のことをOB(オービー、Out of Bounds(アウトオブバウンズ)の略)と呼ぶ。

ティーからグリーン中央までの距離を「全長」と呼び、それによってパー(基準打数)の数が決まる。

男子の場合は250ヤード以下がパー3、251-470ヤードがパー4、471ヤード以上がパー5となり、女子の場合は210ヤード以下がパー3、211-400ヤードがパー4、401-575ヤードがパー5、576ヤード以上がパー6となる。

日本ではパー3のコースを「ショートホール」、パー4のコースを「ミドルホール」、パー5のコースを「ロングホール」と呼ぶが、日本以外ではほとんど使われていない。
なお、全長はティーからグリーン中央までの直線距離ではなく、理想的なショットを図面上で見た場合の距離の合計で測られる。
パー3のコースの場合、1打目、2打目、3打目の理想的な落下地点を直線で結んだ距離の合計が全長となる。
この際にコース上の起伏は考慮されない。

フェアウェイ

フェアウェイ(Fairway)は、ゴルフにおけるコースの一要素である。
短く刈り込まれた芝で構成されており、ここからは打ちやすい。
またボールが落ちた場合、よく弾み、よく転がる性質がある。

もっともオーソドックスなゴルフのプレイでは、打球をフェアウェイにとどめるように進行する。
このことを「フェアウェイをキープする」と述べる。
いくら飛距離に自信があるゴルファーであっても、フェアウェイをキープできないようでは未熟とされる。

フェアウェイをキープし損なうよくあるケースは、いったんフェアウエイに落ちたボールが延々と転がり続けてラフやハザードに達してしまうということである。
一般的に、ウッドによって打ち出されたボールはよく転がる性質があり、落下地点とその先の傾斜の組み合わせでこのようなケースに陥ると考えられる。
もっとも、コースの設計者は意図的にそうなるように仕込むこともしばしばあるわけである。

フェアウェイを上手くキープできるようになると、「フェアウェイウッド」と呼ばれるクラブを積極的に用いることができるようになる。
フェアウェイウッドは1990年代以降愛好者が徐々に増える傾向にあり、製品のラインナップも充実している。しかし、前述のケースを回避できないゴルファーにとっては好ましくない。

コースの設計においてフェアウェイは最も重要な要素である。
一概にはいえないが、フェアウェイの幅や面積の割合が狭いコースは難しいとされる。
たとえ広くとも、傾斜が強いなら難しさが増す

ラフ(ゴルフ)

ゴルフにおけるラフとは、コースを形成する一要素である。
コースの境界線の内側に存在してコースの外形をかたどっている。
また、戦略的な味を増強する上でフェアウェイを分断するように配置されている。

特徴

フェアウェイが短く刈り込まれた芝で覆われているのに対し、ラフはその名の通り地面が多少荒れていたり、芝の背丈がまちまちになっていたりする。
さらに、芝以外の種々の植物が混在していることもある。
その結果、ラフにボールを打ち込むと長く転がり続けることなく停止する。

ラフと一口に言っても様々な形態があり、コースの中央部に近いラフならば比較的芝の背丈が整っていたり、傾斜がその前後左右のフェアウェイに沿っていることなど、好条件のものがある。
逆にコースの縁に位置するラフは特に急斜面になっていたり背の高い多種の植物が密集して生えていたりしていっそう困難な状態に仕立てられているものがある。

違反行為

時に植物の深い群れの下にボールが埋まってしまった場合、そのボールを拾い上げて植物の上に乗せなおして打ちたいと考える人もいるが、これは反則行為である。
たとえこのような状況であっても、ボールを打って脱出するには、現状のまま行わねばならない。
斜面の下など、他のプレイヤーなどから見えないからといってこのような行為をこっそり行うのはルール以前の問題としてゴルフの精神に反するものである。

戦略

ラフからボールを打ち出すのは、フェアウェイからの場合に比べ難しく、飛距離や方向性が損なわれる。したがって一般的なプレイではボールをラフに入れないように工夫するのが普通である。

しかし、ラフはバンカーやウォーターハザードのように「何としてでも避ける」ものではない。
複雑な形状のコースならば、ラフからラフへと打ち続けて近道をするという戦略をとることもある。
この戦略を成功させるには、ラフから良い玉を打ち出すための方法を確立し、ラフによるデメリットを解消できるようにする必要がある。
もちろんのことながらプレイするコースのラフがどのような形態であるかを知らなければならない。

あまりにも困難なラフに陥った場合、アンプレヤブル(アンプレイアブルとも、略してアンプレとも言う)を自身の判断で宣言し、1打のペナルティを負った上で適切な方法にて処理するというのも一つの脱出手段である。
困難な状況に意地を張って無駄なショットを繰り返すのはスコアの面でも好ましくない上、円滑なプレイの進行を妨げる点で好ましくない。

バンカー

バンカー(banker)とはゴルフのコースを形成する一要素で、ウォーターハザードと並ぶハザードに属する。
形や大きさはまちまちであるが、砂で満たされている。
たいていの場合、周囲の地面より数十センチメートルくぼんでいる。

バンカーによる影響

バンカーはハザードに属するが、ウォーターハザードと異なり、打球をバンカーに打ち込んだとしても救済はない。
バンカーからはよく飛ぶ球を打ち出すのはきわめて困難であり、スコアを悪化させる要因となる。
特に乾燥する季節・気候帯でのバンカーの砂は乾いてさらさらになっており、ボールが深く埋まってしまい、いっそう抜け出すのが難しくなる。

バンカーは、試合に参加する各プレイヤーの心理に強く影響する。
バンカーにはまることで、そのプレイヤーは過度に緊張することがある。
またそのときに他のプレイヤーは「得をした」感情を持つことがあり、気がゆるみがちである。
様々な状況変化があっても平常心を保つことがゴルファーの要であり、他人がバンカーに打ち込んだとしても、それに影響されず落ち着いてプレーを進行できる能力が求められる。

ガードバンカー(guard banker) グリーンの周りにあり、グリーンをガードする目的のバンカー。

フェアウエイバンカー(fairway banker) フェアウェイの途中にあり、多くはティーショットを難しくさせるためのバンカー。

バンカーからの脱出

バンカーから脱出するためのショットをバンカーショットと言う。
バンカーショットの際には、特にガードバンカーから脱出する際にはサンドウェッジ(SW)というクラブを用いる。
サンドウェッジは飛距離は出ないものの、ボールに対して深く接触し、弾道が高く方向性をはっきり出せる性質を持っている。また、サンドウェッジ以外のクラブを用いてもかまわない。
要は効率よく脱出し、バンカーに打ち込んだロスを埋め合わすことができればよい。
サンドウェッジの扱いに慣れていないなら、自分にとって扱いやすいクラブを用いてもよい。
ただしどのようなクラブを使う場合であっても、フェースやシャフトを使ってすくい上げるようなことは禁止されている。

ゴルフコース設計におけるバンカーの配置

コースの設計において、バンカーの配置を考えることは味わい深い作業である。

一例として、飛距離を稼げるゴルファーに対し、ティーグラウンドから目一杯飛ばして1打でグリーンをねらえるようなレイアウトを考える際、グリーン直前にバンカーを配置すれば「無理してでも1打でグリーンに何とかたたき込む」あるいは「バンカーが怖いので少し手前をねらう」というような判断をプレイヤーに求めさせることができる。

別の例として、初心者への(少しお節介な)配慮で、地面についたボールが長く転がってOBになりがちな斜面にバンカーを設け、一種の安全ゾーン的な役割を与えることもある。グリーンの後方に設けられたバンカーはこのような性質を帯びている。
アプローチに失敗して、過度に飛ばしてしまったボールをキャッチすることでOBにならないようにしていると考えられる。

ルールとマナー

バンカーにボールが入った競技者は、ショットするまでクラブで砂に触れてはいけない。
もし、触れてしまうと、2打罰のペナルティーとなる。
アドレス(ショットを打とうと構えること)の際も例外ではない。
注意しなければならないのは、バンカーショットでボールがバンカーから出なかった後、クラブで砂を(悔しくて)叩いてしまうと前述のペナルティーになる。

どうしても自力で脱出できないと判断した場合は、速やかにアンプレヤブルを自ら宣言し、1打罰のペナルティを負って適切な方法でプレイを進行させることができる。

バンカーを含むハザード内ではいかなる改善も行ってはならない。
ルースインペディメント(枯葉等の些細な障害物)も取り除いてはならない。
反すると、2打罰のペナルティになる。

バンカーから脱出できたら速やかに自分の足跡や打撃の跡を修復しなければならない。
脱出できて安心して、そのまま次の場所に進むのはマナー違反である。
一般的なコースの場合、バンカー周辺には「レーキ」と呼ばれる修復用の器具がたいてい置いてあるので、これを用いて行う。
他のプレイヤーが作った跡が残っていればそれも同時に修復する。
レーキはなるべくボールがあたりにくい場所・方向に戻しておく。

ホールイン

パー4のコースを例にとると、1打で入れた場合、ホールインワン、2打で入れた場合、イーグル、3打目の場合バーディー、4打目の場合パー、5打目の場合ボギー、6打目の場合ダブルボギー、7打目の場合トリプルボギー、8打目の場合ダブルパーと呼ばれる。
その他パー5のコースで2打で入れた場合(基準より3打少ない)アルバトロスと呼ばれる。


ショット

ショット

ボールを打つこと= 打撃。

ティーショット

ティーインググラウンドからのショット。

アプローチショット

グリーンの周りからのショット。

バンカーショット

バンカーから脱出するショット。

パット

特にグリーン上でパターを用いてボールを打つこと。

キャリー

ショットされたボールが、一度地面に接するまでの距離。

ラン

ショットされたボールが、一度地面に接してから制止するまでの距離(弾んで空中に存在する分も含まれる)。

その他

アゲンスト

向かい風のこと。キャリーが思っているより減るので、注意が必要。

フォロー

追い風のこと。キャリーが思っているより増えるので、時には好都合であるが注意が必要。

局外者

競技者の意思とは関係なくボールを勝手に動かすカラスや、穴を掘ったりしてコースの形状を変えてしまう動物や物。風と水は局外者ではない。

ドッグレッグ

犬の足のように曲がったコースのこと。

技術

クラブにより打撃されたボールには、様々なスピンが加わる。
右打ちの者を基準にすると、右回転のスピンがボールに加われば、ボールは右方向に曲線的にそれていく。
このボールをスライスと呼ぶ。
逆に左にそれていくのは、フックと呼ばれる。
クラブのスイングは、高速で行われるため、常に直線的なボールを打つのは困難である。
したがって、プロや上級者は、意識的にどちらかの曲がりが一定幅に収まるようにコントロールしている。
このコントロールされたスライスをフェードと呼び、コントロールされたフックをドローと呼ぶ。
その回転の特性から、フェードは転がりが止まりやすく、ドローは転がりが持続する傾向にある。


用具

クラブの使用は、1人14本までに制限されている。
通常のクラブセットは、ウッドと呼ばれるクラブが3、4本、アイアンと呼ばれるクラブが8、9本、パターが1本の組み合わせが多い。

各クラブはそれぞれ想定された飛距離を打ちやすく作られており、プレーヤーは長い距離を打つ場合と短い距離を打つ場合でクラブを使い分けるのである。
長さが長いクラブほど長距離を打て、短いクラブでは短い距離を狙うのである。
通常、長いクラブほど扱いが難しくなる。

ヘッドの打撃面(クラブフェイス)にはロフト角と呼ばれる角度がつけられている。
この角度により、正しいスイングを行えばボールは上昇する仕組みとなっている。
角度が大きいほどボールは高く上がり、その代わり距離は飛ばない。

クラブは、ヘッド、シャフト及びグリップの各部分から構成される。
ヘッドは、ウッドにあっては従来は、パーシモン(柿の木)など木製が使われ名称の語源となっていたが、近年はチタンなどメタル製やカーボンとメタルの複合製に取って代わられた。
シャフトも、従前のヒッコリー(木製)シャフトから変化し、ステンレス製やカーボン製、グラスファイバー製のものが採用されている。グリップには、滑り止めのため皮革やゴム等が巻かれている。

クラブは大きくウッドとアイアンに区別されるが、アイアンとウッドの中間的特性持つユーティリティと呼ばれるクラブも存在し、クラブのセッティングをゴルファーの特徴に合わせて多彩にしている。

クラブには「3番」「5番」などの番手が付けられており、番号が大きくなるほど短い距離を打つためにデザインされている。

ウッド

従来は、ヘッドはパーシモン(柿の木)など木製が主流であったが、最近はチタンなどメタル製やカーボンとメタルの複合製に取って代わられた。
金属製であっても、呼称は従前と同じくウッド(木)と呼ばれる。

1番ウッド(ドライバー、1W)

飛距離が出るため、長いコースでの第1打に使用される。
2番ウッド(ブラッシー、2W)
近年では使用する競技者は少ない。
3番ウッド(スプーン、3W)
4番ウッド(バッフィー、4W)
5番ウッド(クリーク、5W)
6番〜
7番、9番、11番と奇数番手が多い。
これらをショートウッドとも呼ぶ。
1番ウッド以外を総称してフェアウェイウッド(FW)とも呼ぶ。
ティーからの使用に限らず、フェアウェイから使用することを意図されているクラブであり、ロングアイアンの代替となる。

ハイブリッド

ハイブリッド(HB)は、ウッドとアイアンの中間の形のクラブで、形状はウッド型である。
ヘッドの部分にはある程度の厚みがあるが、フェアウェイウッドほど大きくもなく、ユーティリティとアイアンほど小さく(薄く)もない。
フェアウェイウッドをアイアン風にソールなどを厚くしたような形である。

ユーティリティ

ユーティリティ(UT)は、ウッドとアイアンの中間の形のクラブで、形状はアイアン型である。
ヘッドの部分にはある程度の厚みがあるが、フェアウェイウッドとハイブリッドほど大きくもなく、アイアンほど小さく(薄く)もない。
さまざまな工夫がなされていて、製作ブランドごとに特色があり、ヘッドを中空構造にしたり、ポケットキャビティー型にしたりと、一般的に難しいとされているロングアイアンを簡単にしたものである。

※日本においてはハイブリッド、ユーティリティ共にユーティリティと称されるのが一般的だが、米国においては上記記述の如く、ウッド型ユーティリティはハイブリッド、アイアン型をユーティリティと称するのが相場になっている。

アイアン

アイアンのうち、特に大きな角度をつけられた短距離用のクラブをウェッジと呼び、グリーン近くで使用する専用のクラブを、ピッチングウェッジと呼ぶ。
また、バンカーと呼ばれる砂場からの脱出用クラブとしてデザインされたサンドウェッジがある。

1番-9番アイアン(1I-9I)

近年、1番や2番アイアンは、プロの間でもほとんど使われなくなった。
これは長く重いアイアンを打つのが難しいためで、より打ちやすくデザインされたクラブ(ウッドの7番や9番など)を使用するプレーヤーが増加したためである。
アマチュア向けでは、3番・4番アイアンがクラブセットから除外される事も多くなっている。
また、上級者でもアイアンを6番からセッティングする人も出てきている。

ピッチングウェッジ(PW)

グリーンへの寄せの際によく使用されるクラブ。

アプローチウェッジ(AW)

ピッチングウェッジとサンドウェッジの中間のロフト角を持つ。(1番-9番、PWアイアンがストロングロフト化したために、生まれたクラブ)ブランドによってさまざまな名称が用いられている。
デュアルウェッジ(DW)=クリーブランド
ギャップウェッジ(GW)=タイトリスト
ピッチングサンド(P/S)=ブリヂストン系
など。

サンドウェッジ(SW)

バンカーからの脱出の際に使用されるクラブ。
プレイヤーによってはアプローチにも使用される。

ロブウェッジ(LW)

グリーンへの寄せ専用と使用したり、バンカーの顎が高いライからのためのクラブである。

パター

グリーン上では、通常パター(PT)と呼ばれるクラブを使用する。パターは通常アイアンとは呼ばない。2000年頃からシャフトが非常に長い長尺パターが登場している。

ゴルフにおいては、距離が長かろうと短かろうと1打は1打でしかない。
飛距離の出る選手は有利であるが、プロのトーナメントでは結果的に数十cmのパッティングが大きな賞金額の差となることが往々にしてある。

クラブスペックの名称

クラブ長さ、クラブ重さ、バランス
ロフト角、ライ角、ヘッド体積、重心深度、重心距離、慣性モーメント、反発係数
シャフト、シャフトフレックス、シャフト重さ、シャフトトルク、シャフト調子

ゴルフボール

球の直径は1.680インチ以上と定められている。

表面の材質により、ディスタンス系とスピン系に大きく分けられる。

ディスタンス系はスピンがかかりにくいのでボールが曲がりにくく、また、ドライバーショットなどで距離を稼ぐことができる。
反面、スピン系は飛距離はある程度犠牲になるが、弾道を意図的にコントロールしやすく、また、バックスピンを利用してグリーン上にボールを止めるショットを打ちやすい。
一般的には、ボールを曲げてしまいがちな初級〜中級者にはディスタンス系、スピンによって弾道を意図的にコントロールできる上級者にはスピン系が好まれる。
また、表面にある無数のくぼみはディンプルと呼ばれ、気流の圧力抵抗を下げ軌道を安定させる効果がある。

その他

ゴルフバッグ

クラブなどのゴルフ用具を持ち運ぶために使用する。

グローブ

いわゆる手袋。利き手でない方の手のみに着用することが多い。

スパイク

ゴルフは基本的に芝の上で行うが、長さのある芝は滑りやすいため、スパイクの着用は必須である。
金属ポイントのものとポイントレス(プラスチックポイント)のものがある。
ゴルフ場によっては金属ポイントを禁止しているところもある。グリーン上ではスパイクで芝を傷つけずに歩くことがマナーとして求められる。

ティー

ティーショットの際にボールを持ち上げて打ちやすくするための台となる小さな杭状の道具。主な材質はプラスチックや木で、5〜10cmの長さがある。
ティーショットをアイアンで打つ場合には使用しないこともある。
ティーを持ち運ぶためのティーホルダーがある。

マーク(マーカー)

主にグリーン上でボールを取り上げる際に、代わりに目印として置いておくもの。
コイン様の小さな円盤か、地面に差し込む突起のついた大きめの画鋲のような形状をしている。
金属かプラスチック製で1cmほどの大きさ。

カート

ゴルフバッグや競技者を運ぶための小型のコース用の車を広く指す。
プロの場合、ゴルフバッグは通常キャディが持つが、アマチュアでは4人1組の競技者に対してキャディは1人の場合がほとんどであり、いないことも多いため、ゴルフバッグを運ぶために利用されている。
アメリカやイギリスでは競技者が自分のゴルフバッグだけを載せて自分で動かしていくカートもよく見られる。日本では4人分のゴルフバッグが全て積み込め、電動で動くカートがよく見られる。
2人ないしは4人の競技者が乗り込める乗用カートもある。

(Wikipedia参照)

Favorite

ローソン
 
ゴルフバカ一代.com